冷凍卵が実はおいしい・・・

前回給食委員会のお話をしましたが、その中で最近卵の殻に付着するサルモネラ菌が話題になりました。O-157で死亡した乳幼児の事件があったように、殻に付着した菌の混入はどうしても避けられない部分があることから、厨房から冷凍卵を使用したらどうかとの提案がありました。業務用に殺菌済みのもので、味や食感、栄養価は生玉子と変わらないということ。勿論、調理時にサルモネラ菌が死滅する「70度以上の温度で1分以上の加熱」は行いますが、念の為、試験的に使用してみてはどうかということでした。

お食事に使われる卵は掻き卵汁、卵とじ料理、オムライス、天津飯などわかりやすいものからフライの衣に使われているもの、ハンバーグのつなぎやお菓子に入っているもの、数え上げたらきりがありませんよね。(実はオムライスや天津などに使われる卵は予め調理済みのものを使用しているので今回の冷凍卵とは異なりますが)脇役的なつなぎに使われる冷凍卵ではありますが、通常卵とどのような違いがあるのか皆興味津々でした。結果、なんだかいつもよりフワフワしていてコクがあるような・・・?ご利用者様には特にアナウンスはしていなかったのですが、皆様特に違和感なく召し上がって頂けているようでした。いいじゃない、冷凍卵!おいしくて、菌感染の危険が少ない冷凍卵。

どなたにも気付かれないようなちょっとしたマイナーチェンジでしたが、厨房さんも私達委員会メンバーも密かに「よし!」とほくそ笑みました(^^)